カテゴリー「★シャトー・バイポーラ」の66件の記事

2007年5月 4日 (金)

新人登場

Dollmarie6_1 (シャトー・バイポーラ。ジョン・フランシス・ボンジオヴィがマリーにアルバムを聴かせている)

ジョンF:さあ次は『 Bounce 』だ。2002年リリースだよ。

マリー:どの曲も初めて聴くかのよう。

ジョンF:実際そうだからじゃないの? 君は Scooch とか Jessica Simpson ばかり聴いていた。

執事:お客様がお見えです。

マリー:えっ。またマリアの計らい?

長身で黒髪でハンサムな来客:いいえ。ドクターシックスが「出て来い」と。

マリー:あなたはどなた?

来客:ブラッドリー・グレン・ウォーカー三世です。

マリー:は???

ブラッドリー・グレン:ブラッドリー・グレン・ウォーカー三世。(ちょっと恥ずかしい)

ジョンF:ブッチ・ウォーカーだな!

ブラッドリー:いかにも。ロマンス小説みたいな名前は捨てて、ブッチにしたよ。

マリー:ブラッドリー様…。(瞳がハート)

ブラッドリー:まあ、ここではその方が有利だね。はじめましてマリー。僕達は年も近いし、きっと気が合うよ。アルバムを持って来た。聴いて。(誘惑の目つき)

ジョンF:(頭を抱える)

Bounce Bounce
Bon Jovi

by G-Tools

◆4曲目の冒頭の『 Cruel to Be Kind 』に萌え。

Letters Letters
Butch Walker

Epic  2004-08-24
売り上げランキング : 59325

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

◆2006年リリース。2曲目がイイ(*´∀`*)

The Rise and Fall of Butch Walker and the Let's-Go-Out-Tonites The Rise and Fall of Butch Walker and the Let's-Go-Out-Tonites
Butch Walker

by G-Tools

|

2007年5月 3日 (木)

甘い誘惑

Dollmarie4_1 (シャトー・バイポーラ。サロンにて)

マリー:(廃人のようになっている)

マリア:おお。かわいそうに。勘違い日本趣味のトーマス様に失望してしまったのね。

マリー:ていうか、自己嫌悪に陥っているわ。

マリア:マリー、あなたは悪くないわよ。

執事:ジョン・フランシス様がお見えです。

マリー:えっ。

マリア:私が呼んだのよ。そろそろ Bon Jovi を聴いてもいい頃じゃない?

ジョン・フランシス:マリア、呼んでくれてありがとう。マリー! 顔色が悪いよ。さあ、まずは『 Crush 』を聴こう。これは2000年リリースだよ。

マリー:(しぶしぶ聴く)…何だか…、誘惑満載ね。何なのこのコード進行は。コーラスは。ハードロックらしからぬ。

ジョンF:ハードロックの枠には縛られないんだよ。僕達は。

Dollmaria3_1 マリア:では私はこれにて。ジェフリーとお散歩に行って来ます。お二人仲良くね。

マリー:二人きりにすることないじゃない。

マリア:ふふふ。照れ屋さんね。(ジョン・フランシスに)マリーをよろしく。

ジョンF:ああ、任せて。僕の甘い歌で凍ってしまったマリーの心を溶かしてみせるよ。

マリー:(戸惑いの表情)

◆2曲目の『 Say It Isn't So 』が曲者である。It seems to kill me softly...

Crush Crush
Bon Jovi

曲名リスト
1. It's My Life
2. Say It Isn't So
3. Thank You for Loving Me
4. Two Story Town
5. Next 100 Years
6. Just Older
7. Mystery Train
8. Save the World
9. Captain Crash and the Beauty Queen from Mars
10. She's a Mystery
11. I Got the Girl
12. One Wild Night

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

|

2007年1月22日 (月)

薔薇戦争

Dollmarie6 (シャトー・バイポーラ。少し気分がよくなったマリーは、一人でバラ園を散歩する)

マリー:バラは美しいわ。殿方は、みんな私がバラのようだと言う。おっほほ…。

松岡君:マリー。

マリー:きゃっ。いたの?(恥ずかしい)

松岡君:(駆け寄ってマリーを抱きしめる)逢いたかった…。

マリー:いやあ、私は別に。

松岡君:ひどいよ! 毎日毎日Rock Star SupernovaかTommy Leeばかりを聴いて。一向にTOKIOにしてくれないんだね。

マリー:ええまあそうよ。だってえ…。

松岡君:だって何?

マリー:トーマスの方が力強いんだもの。生命力を感じるのよ。

松岡君:俺の方が若い。俺の方が貴女を想ってる。俺の方が俺の方が…。

マリー:オレオレうるさいわねえ。(ふんぞり返る)「貴女」を使うなら「僕」じゃないの?

松岡君:あんなジジイのどこがいいんだ!

Dollmarie7 マリー:ジ、ジジイったって、私の6つ上なだけよ。私もババアだと言うの? あなたは…やっとこの前30代になったのよね。私には若すぎるわ。

(トーマス登場)

トーマス:まあ、"Too Young to Fall in Love"ってこったな。

松岡君:出たな妖怪。

トーマス:ここは時代劇なので、俺は紳士の格好をしています。カッコイイだろ。元がいいからな。ふはははは。…マリーを寄越しなさい。

松岡君:イヤだ。

トーマス:寄越せ、若造。俺の息子と言っても通じる若さだな。お前にマリーの激しさを受け止めることはできない。お前はマリーを、どこまで知っているんだ? はん? 俺とドクターシックスが醸し出すリズムセクションでないと安心して身を委ねることができない激しい女。お前と山口君は、所詮、日本のアイドルですよ。

松岡君:…。マリー、入墨が暑苦しくなったらいつでも俺のところへ。(立ち去る)

(残されたマリーとトーマス。マリーは突然笑い出す)

トーマス:えっ、何がおかしい?

マリー:その格好も面白いけど、バラに囲まれてるからもっとおかしい。あっははは。

トーマス:王子様だから。おいで…。

Te Doy Mi Corazon/an Offer from a GentlemanTe Doy Mi Corazon/an Offer from a Gentleman
Julia Quinn

Titania 2005-02-28
売り上げランキング : 251241

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

|

2007年1月21日 (日)

要介護

Dollmarie5 (シャトー・バイポーラ。マリーは相変わらず元気がない。マリーの寝室にて。マリアが心配そうに付き添っている)

マリー:(廃人モード)私に、生きる価値はないの…。

マリア:何を言うの?! それは病気が言わせていることよ。通り過ぎるまで待ちましょうね。

マリー:こんな状態でも食欲の権化である自分がイヤになる。肉まん頂戴。

マリア:はい。(二つに割って、ふうふうと冷まして)さあ、召し上がれ。

マリー:ありがとう。もぐもぐ。ふがががが。(お茶頂戴)

マリア:はい。(日本茶を煎れ、ふうふうと冷まして)さあ、どうぞ。

マリー:ありがとう。あちゃちゃ。ぐび、ぐび。

(少し離れてトーマスが見ていた)

トーマス:マリアちゃんよ。ちょっと過保護すぎねえ? これじゃあ自立できないぞ。いつまでたってもこんな感じでは。

マリア:でも…。マッチ売りから私をヘッドハンティングしてくれて、ジェフリーと出逢えさせてもらえて、私、私、一生賭けて恩返しがしたい…。

トーマス:こいつは放っておいても治るよ。

マリア:えっ。

トーマス:時間がかかるだけ。それに、喰ってばっかりいたら、ひたすら太るだけだ。だから俺は常々、食欲を性欲に変換せよとこいつに説いているわけだが…。

Dollmaria5 マリア:ドクターシックスも同じようなお考えのようです…。(頬をバラ色に染める)

トーマス:思考が同じとは…。(ちょっと恥ずかしい)

マリー:ご馳走様。さて、一眠りするか。

トーマス:ダメだー!(掛け布団を引き剥がす。マリーを見つめながら)牛になっちまう。だから、運動しよう。

マリー:そんな気にはなれないわ。セックスなんてどうでもいいのよ。

トーマス:よくないよ。

マリー:もうどうでもいいのよ。とにかく眠りたいの。出てってよーう。

マリア:(濃い展開にドキドキしている)

トーマス:出て行かない。俺にときめくことができなくなったらお前は終わりだ。終わりにしたくないんだよ。

マリア:(強引な説の意味がわからず小首を傾げる)

マリー:トーマス。私はあなたを愛しているわ。世界中の誰よりも。

トーマス:(顔が輝く)

マリー:でも今は寝かせて。おやすみなさい。

トーマス:ダメだー!(以降繰り返し)

|

2007年1月17日 (水)

特効薬

Dollmarie4 (シャトー・バイポーラ。マリーの状態が不安定となり、ベッドに横になっている。心配そうに見守るマリア)

マリア:食欲は、あるみたいね。

マリー:ていうか、うつになると食べたくなるのよう。

マリア:そうだったわね。仕方ないわよ、多少ふっくらしたとしても。

マリー:このまま百貫でぶになるんだわ。もう誰も私の相手をしてくれないわ。

マリア:何言ってるのよ。あなたはモテモテじゃない。トーマス様、シックス先生、ジョゼフおじさま、松岡さん、そして、一向に相手をしてあげていないジョン・フランシス様。

マリー:(虚ろ)

マリア:(マリーを抱きしめる)おお。かわいそうに。どうどうどう。(背中を優しくさする)

執事:シックス医師がお見えです。

マリー:はあっ?!(血気盛ん)

マリア:診ていただきましょう。私が呼んだの。

マリー:だだだだって、あの人がやることって、胡散臭いことばっかよ!

Dollmaria4 (シックス医師が寝室に入ってきた)

シックス:そうですよ俺は胡散臭い。Whatever. なあマリー、俺を遠ざけすぎなのでは?

マリー:だってあなたは幸せ父さんなんだもの。

シックス:もう幸せではない。

マリー:…。

マリア:(濃い展開を、ドキドキしながら見ている)

シックス:マリアちゃん。後は俺に任せて。

マリア:ではセックス先生、シックス療法をよろしくお願いします。

シックス:シックスは俺。療法がセックス。

マリア:キャー!(小走りに出て行く)

マリー:おおおお応じないわよ!

(結局応じる)

|

2006年11月 2日 (木)

自己確立のための自己分析(by美輪様)

Dollmarie2_3 出会いを重ね対話をしていくうちに、どちらかが、「何か、違うんだよなあ」 と思い、終わっていく。一人二人の話なら、凹んだりするのであろうが、そうではないのでちまちまと悩んでいられない。悩む時間は無駄である。

どちらも、誠意を持って言葉を紡いでいるつもりでも、それが伝わらないのは悲劇だ。自慢したい言葉がアドレスに入っていても、その価値を知らなければ「すごーい!」なんて思えるわけがない。そして、それを知らないことを責められても、反省しようなんて考えない。

Dollmaria1_4 ブログをやっていてわかったのだが、私は、空想話「シャトー・バイポーラ」 の主役、マリーそのものなのだ。病状もⅠ型で、躁が強いタイプ。マリーは躁だ。これが80%で、残りの20%のうつモードが、かわいらしいマリアなのである。高飛車なマリーを「かわいい」と言えるのは、つわものだけ。

どうしてふんぞり返るのか。何でこんなにも我が強いのか。なぜ男性を立てられないのか。私は自分自身をもっと探らなければならない。思いつくのは、中学高校大学と、英語をやりすぎたこと。洋楽を聴きすぎた。まとめすぎたし研究しすぎた。私は、英語の日本語訳を通常会話にしているような気がしてならない。

|

2006年7月 2日 (日)

眼精疲労・肩こり・背中の痛み

Dollmarie8 (シャトー・バイポーラ。マリーとマリアが、サロンでくつろいでいる)

マリー:あんた、だいぶ奥様らしくなったんじゃない?

マリア:そお? うふ…。小さな頃からの夢だったから。

マリー:専業主婦が?

マリア:そう。かわいいお嫁さんになって、大好きなご主人様のお世話をして、子供を産んで育てて、暖かい家庭を築くの。

マリー:やったじゃん。(投げやり)

マリア:えっ?

マリー:やったじゃんっていったんじゃん。思考が見事に現実化したのよ。明確な目標を立てていたから、叶ったんだね。(乱暴にお茶を飲む)あっ、あちゃあつい!

マリア:でも、あのままマッチ売りの街頭販売を続けていては、夢も叶わなかったわ。

マリー:夢の力で私を引き寄せたのよ。偶然じゃあないわよ。

Dollmaria3マリア:そうなのかもしれないわね…。マリーに出逢えたのは、運命…。マリーは、どんな夢を持っていたの?

マリー:お嫁さんなんか絶対にいやだったわね! 作家よ作家!(ふんぞり返る)…それと、メイド。(顔が赤らむ)

マリア:マリーが…メイドさん????

マリー:何よ。そんなに意外かしら?

マリア:だって…マリーは人をこき使う側でしょ。

マリー:こき使ってるわよ。そういう立場なんだからさ! でも、頭のどこかで、誰か特別な人には尽くしたいと思っているのよ、きっと…。

マリア:(微笑んで)そう…。最近は誰にも会っていないようだけれど? トーマス様は海外ツアー?

マリー:会おうと思えば会えるわ。でも、何となく…。体がきつくて。目・肩・背中にきてるわ。

マリア:まあかわいそうに! トーマス様に甘えてしまえばいいじゃないの?

マリー:思考を止めたくないの。

マリア:う~~~ん…。とりあえず、私が肩もみをしてあげます。(始める)うわ、肩がかちんこちん。さあさ、楽な気持ちでね…。

劇画版 思考は現実化する―マンガでわかる成功哲学劇画版 思考は現実化する―マンガでわかる成功哲学
金木 直子

きこ書房 2004-10
売り上げランキング : 18079

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

|

2006年6月29日 (木)

マリーとマリア

<これまでのあらすじ>

Dollmarieシャトー・バイポーラに住むマリー・ナポレオンヒルは38歳。天涯孤独の大金持ちである。彼女は23歳のときに父親クリストファーを落馬事故で失い、そのショックで躁うつ病になってしまった。「ラボ」こと自室へほとんど引きこもり、音楽を聴く毎日を重ねていた。14年も。

彼女の幼なじみとして、ジョン・フランシス・ボンジョヴィはマリーを支えてきた。また、イアン・マッケラン卿は師として彼女に「生き方」をレクチャーしていたのであった。しかし最も身近にいたのは、ちょい悪中年のトーマス・リー。いつでも豪快に彼女を愛したのである。

ある日マリーは街で「マッチ売りの女性」を見つけた。何て時代錯誤な! 「そんなもの、倉庫ごと買い取ってあげるから、搾取親方から離れなさい! 私の家にいらっしゃい。話し相手がほしいと思っていたの」と、ふんぞり返って宣言するマリー。

Dollmaria_1 助けられたのは、マリアという名の、心の優しい気立てのよい娘であった。マリーの指令のもと、プロ達がマリアを磨き上げ、立派なレディにしてしまった。ほどなくジェフリー・ポーカロに見初められ、婚約の運びとなった。

一方、トーマスにはライバルが出現していた。うつ状態に陥り、廃人状態のマリーを救うため、シックス医師という、うさんくさい男が登場したのである。ドクターシックスは、彼女にセックス療法を試みる。そんな治療法はありえないのだが。これは作り話なので。

トーマスよりも知的で、謎めいていてセクシーなシックス医師に、やがてマリーは夢中になり出した。シックスの方も、医者という立場を忘れてしまう。だがしかし、破局はやってきた。マリーは、子供が5人もいる幸せ父さん(当時)では、いやになったのだ。

Dollmarie2そんな彼女を、父の友人であったフェアバーンと、スティーヴン・ヴィクター・タイラーそしてジョゼフ・ペリーが優しく見守る。彼らは、マリーの亡き母マリリンを奪い合った仲なのであった。すっかり女性らしくなったマリーに、ジョゼフは思わず迫ってしまう。

ピアノを思いのままに弾くことで、情熱を思い出したマリー。「ラボから出よう」。ブックオフで本を買い取ってもらい、アート引越センターを利用しシャトー内で引越しだ。父の書斎に14年ぶりに入ると、筋金入りの日本マニアだった父の蔵書がたくさん。マリーは「真珠夫人」を手に微笑む。

マリーは弓道をやることにした。フェアバーンの友人で、英語留学中のご老人マスターイマイがやってきた。しかし、いばりんぼうのマリーには、「礼」として頭を下げることができない。助手が現れた。ブックオフTOKIO店の松岡君である。自然の流れで結ばれる二人。

Dollmaria2 ある日マリーは夢を見た。夢の中で、松岡君は冷たかった。たったそれだけのことだが彼女の気持ちは冷め、彼を日本へホスト修行へ行かせてしまう。ハイテンションになったり、廃人のようになったり、マリーはへとへとだ。マリアは、いつでもマリーに寄り添う。

婚礼の日。花嫁の控え室に、親方が入ってきた。時代錯誤な販売方法をあらため、ネットビジネスに切り替え、ベスト電器で知り合った男性(親方はゲイ)と結ばれ、幸せなのだそうだ。今までのことを詫び、母のような気持ちで泣く親方。

マリーは部屋から出た。そこにはトーマスが。ローラーコースターは、上がって下がって回り回って、またトーマス・リーのところへ戻ってきたのだ。相思相愛であることを確かめる二人。マリアに負けないほど、マリーも幸福なのである。

◆・◆・◆

長い! 新作を書く気をなくした。だからアバターを貼ります。絵の才能がないので描けなかったので、やっとみなさんに彼女達のイメージをご披露できます。

|

2006年2月14日 (火)

My Best Friend's Wedding

(シャトー・バイポーラ。今日は、マリアとジェフリー・ポーカロの婚礼の日。花嫁控え室にて)

マリー(すみれ色のドレスを着ている):マリア! とっても綺麗よ!(ふんぞり返る)

マリア(純白のウェディングドレス姿):ありがとう。馬子にも衣装よ…。

マリー:何謙遜しているの! 本当に綺麗よ! よくご覧なさい!

マリア:ああ…。とても嬉しいわ。つい半年前まで、街頭でマッチを売って親方にさくしゅされていた私とは思えない。

マリー:搾取、よ。

(トントントン)

マリー:誰かしらね。私が出るわ。どなた!

マリアの親方:こんにちは。マリアがお世話になっています。

マリー:あら、あなあなあなたが、マリアの親方? 波平さん?

親方:ハイ。(ピンクのドレス姿。ヒゲが濃いところが難点)

マリー:どうぞ入って。

(親方はマリアを人目見るなり泣き崩れる。その様子を見てマリアも泣く)

親方:(マリアの手を取り)とっても綺麗よ。ああ、痛々しい手。あかぎれが治らないのね。本当にごめんなさいね。私にビジネスの才覚がないために、古いやり方をあなたに強いてしまって、こんなにさせてしまった。

マリア:いいんです、親方。これからどんどんよくなります。それに、私のだんな様になる人は、こういう私を丸ごと愛してくださる。だからとっても幸せなんです。

マリー:親方、ネット販売にして売れ行きはどう?(ふんぞり返る)

親方:儲けはあまり気にしていないの。私のパートナーが(赤くなる)、お金には困らない人だから。

マリー:んまあ、玉の輿?

親方:とても幸せです。愛とお金は心に平安をもたらします。マリーさんは、おひとり?

マリー:おひとりさまですよ!(もっとふんぞり返る)

マリア:親方、あまりそこらへんは…。マリーは悩める日々を送っているの。

マリー:今日は私の話なんてどうでもいいのよ。マリアは生娘! 今夜が初めてね!

親方:痛いでしょうね…。

マリア:親方まで!

親方:最初は誰でも痛いものよ。でも、それに慣れてくると、快楽に…。むふう!

マリー:? あんたは男でしょ。何でわかるのよ?

マリア:男の人同士だから、アナルファックなのね。

マリー:ギャー! 止めなさい、かわいいマリア。キャラクターに似合わないわよ。

マリア:つるつるまんこにした方が、ジェフリーは嬉しいのかな?

マリー:バカバカバカ。熱心に過去ログ読むこたないのよ! 止めなさいって。

親方:ありのままのあなたでいいのよ。Just The Way You Areよ。

マリア:親方の好きな曲。ああ、とても幸せだわ。今夜のことは怖いけど、大好きなジェフリーだけに真っ白な私を捧げることができるなんて本当に嬉しい。親方、厳しく私をしつけてくださってありがとう。(涙なみだ)

親方:(涙なみだ)母の気持ちよう~。

(マリーは静かに控え室を出る。マリアの生き方がうらやましい。暗い表情になる)

トーマス:よう。どうだった? バージン花嫁は?(マリーに抱きつく)

マリー:(背の高いトーマスを見上げて)バージン花嫁はとってもまぶしい。

トーマス:お前も、いつもまぶしいよ。俺には。

マリー:でも私はたくさんの男性を知っている…。

トーマス:俺だって、たくさんの女を知っている。でも、今はお前を愛している。お前は?

マリー:あなたのことが好き。

トーマス:好き?

マリー:あいしている。

トーマス:今はそれだけ考えてろ。幸せ感じない? おれがこんなにおまえをあいしているのに。(マリーに優しくキスをする)

マリー:しあわせよ。(やっと微笑む)

My Best Friend's Wedding: Music From The Motion PictureMy Best Friend's Wedding: Music From The Motion Picture
Original Soundtrack

Sony 1997-06-17
売り上げランキング : 47806

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

|

2006年1月17日 (火)

ピクニック

(シャトー・バイボーラのマリーの日記)

昼間、トーマスと外出した。サンドイッチと赤ワインを持って。ピクニックなんて何ヶ月ぶりだろうか。「部屋で寝てばかりいたら、気が滅入るぞ。外でぼーっとするのもいいんじゃないか」。確かに。寒いけれど、外の風にあたるのもいい感じ。

「マリー、寒い? 寒かったら…」。俺の腕の中に、だろうか。トーマスは言葉を飲み込んだ。「いつもお前にべたべた触れてばかりで、男としてちょっと情けないような気がする…」「そんなことを考えていたの?」「ああ。お前は俺をやりたがりの野獣のように思っているのではないかと」。

私はどきどきしてしまい、赤ワインをゴクゴクと飲んでしまった。お酒は、少しだけにしなければならないのだけれど、今日は無礼講。「マリー」「はい?」「そのくらいにしなさい」「でも、たまにはいいじゃないの」「でも、ふらふらするよ」。彼のその言葉を聞いた途端、私は意識を失ってしまった。

目が覚めると、私は彼の膝枕で横になっている格好だった。「飲みすぎだって言ったでしょう?」「ひ、久しぶりだったから限度がわからなくなってしまったようね」「マリー…」。彼の大きな手のひらが、私の髪の毛を撫で始めた。結局、私に触れるのだ。

風が吹く。ちょっと寒い。でも、もう少しこのままでいたい。「ヘックショーイ!」。だけど私の体は正直。かわいくないくしゃみをしてしまう。トーマスは上着を脱ぎ、私にかけた。しばらくその格好だったのだが、気が付くと私はまた意識を失ってしまった。相当飲みすぎたのだ。

再び目覚めると、いや、起こされたのだ。彼のキスで。あれあれ、触れないって言わなかったっけ? いつものぐるんぐるんというものではなく、日本の少女マンガのようなキスだった。だけど、「野獣」の彼がやると、とても新鮮である。「マリー、好きだよ…」。

私はどう返したらいいのかわからず、ただうっとりとしていた。そして、気が付いたら、やっぱりぐるんぐるんが始まっていて、私も、積極的に応えてしまっていた。もっとほしい…。これを言ったら、彼は嬉しがるだろう。でも、とりあえず止めておいて、彼の腕の中で、優しく抱きしめてもらった。

Violets in the Snow
Violets in the Snow
posted with amazlet on 06.12.19
Patricia Grasso
Dell Pub Co

|

より以前の記事一覧